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都久夫須麻神社
(ツクブスマ)
御祭神
浅井姫命 市杵島姫命 宇賀御霊命
御神紋
玉龍
御由緒
総国風土記に雄略天皇3年に浅井姫命を祀る小祠が出来たのが始まりであるとしている。縁起によれば神亀元年天照大神の神託により当竹生島に市杵島姫命が祀られ、天平3年には聖武天皇が参拝され神殿を新築し、社前に天忍穂耳命、大己貴命を祀り、天平宝字8年藤原仲麻呂の反乱の際当社の神護により治乱したので年号を天平神護と改め、祭神に従5位の神位が授けられたと記されている。平安期に入って神宮寺たる宝厳寺が島内に建立された。それ以後天台の僧がたびたび参拝するに及んで「辨智」「辨財」の利益を受け辨才天信仰が隆んになった。寿永2年平経正が当社の拝殿で仙童の琵琶で秘曲を弾じたことが平家物語や源平盛衰記に出ている。貞永元年、享徳4年、更らに永禄元年と火災に遭っているがいづれも再建され、特に慶長7年豊臣秀頼は片桐旦元を普請奉行として伏見桃山御殿の一部を移し造営させたものが現社殿である。明治4年郷社に列し、同32年県社に加列し本殿は国宝に指定された。昭和5年境内地、社有地一帯は史跡名勝地に指定された。
本殿・境内建物
〔本殿〕入母屋造前後軒唐破風付、周囲庇及び正面向拝1間付 間口3間 奥行3間(国宝)
〔拝殿〕入母屋造 間口5間 奥行3間
〔その他〕社務所 参集殿
〔拝殿〕入母屋造 間口5間 奥行3間
〔その他〕社務所 参集殿
境内社(摂社・末社)
天忍穂耳神社 厳島江島神社 大己貴神社
主な祭礼
三社祭 6月10日 龍神祭 6月14日
祭礼日
祭礼日は神事(祭儀)のみ行ない、御神輿・山車・露店などは別の日に出る場合があります。お出かけの際は念のため神社にお尋ねください。
6月
15日
6月 10日 三社祭
当社の千五百年祭を機に始められた。日本三弁財天の厳島神社・江島神社の御霊代を頂き、各社よりの斎主および宝厳寺住職の奉仕を得て行われる神仏混淆の形態をもった祭典である。遠近よりの信者・崇敬者多数で賑わう。
6月 14日 竜神祭
往昔より行われてきた祭りで、当初は崇敬者だけの手によって執り行われていたが、現在では母なる琵琶湖の恩恵に感謝すると共に、その琵琶湖に育まれた魚にも同じく謝意をこめた放生会の儀もとり入れられている。稚魚の放流・生卵・小餅を放ち流す行事が崇敬者の手によって行われる。
〔本務社|東浅井支部〕