健御名方命

三葉梶の葉

社伝によれば、古へ深尾三八郎なる者、信濃の諏訪の神を勧請したことが鎮座の初めと伝える。始めは富塚というところに祀られていたが後に、現在の地に遷したようである。天文十五年の棟礼には、とびつかと記し、寛永十四年の棟礼には富塚大明神、明和六年の棟礼には、富塚諏訪大明神と記されてある。これらのことから、始めは富塚の神として祀られたものが後に、諏訪神社が合祀されて神社名を諏訪神社と呼ぶ様になったのではないかと云われている。神社に残る三枚の棟礼により、天文、寛永、明和三度の社殿造営を知る事が出来、又明治三年改築に着手、翌年に完成している。これが現在の建物である。同二十四年拝殿、三十年鳥居を建てたが、三十七年暴風で倒れ、三十九年再建している。昭和五年神饌幣帛料供進指定村社に指定された。

〔本殿〕一間社流造 間口五尺 奥行四尺五寸
〔拝殿〕入母屋造 間口一間三尺 奥行一間三尺
〔その他〕

大神宮社

4月 3日