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老杉神社
(オイスギ)
御祭神
素盞鳴命 稲田姫命 八王子命
御神紋
五○の唐花(注:○=「竹」冠+「果」)
御由緒
文武天皇慶雲元年に神霊が平森大杉に降臨せられ、後に社殿を造営し東西一郡の守護神となった。現在の社殿は享徳元年に佐々木の将家下笠美濃守源高賀により奉建され、享禄三年に改修されたもので、その間長享元年に将軍足利義高が参拝した。天文九年後奈良天皇より正一位の神位が贈られ正一位牛頭大明神、また下笠天王と称した。慶長六年徳川家康が戸田采女頭を膳所城主に封じた時、当地はその領地になり同八年に神領十石を寄進された。元和四年本田縫殿佐康俊が膳所城主となり、前例に従って社領が安堵され、以来代々城主より社領の安堵があった。
寛文十年暴風雨の為神木の老杉が倒木した、氏子等は名木を失ったことを嘆き、その材を用いて神櫃を造り御神体を之に納置奉安した。
明治二年老杉神社と改称、同九年村社に加列、大正四年神饌幣帛料供進指定。
本殿は明治三十九年に特別保護建造物に指定され現在重文。
特殊神事として、例祭にさんやれ踊りが奉納される。その他古神事に「おこない」があり、俗に「えとえと祭り」と称し二月十日より十五日まで斎行される。
寛文十年暴風雨の為神木の老杉が倒木した、氏子等は名木を失ったことを嘆き、その材を用いて神櫃を造り御神体を之に納置奉安した。
明治二年老杉神社と改称、同九年村社に加列、大正四年神饌幣帛料供進指定。
本殿は明治三十九年に特別保護建造物に指定され現在重文。
特殊神事として、例祭にさんやれ踊りが奉納される。その他古神事に「おこない」があり、俗に「えとえと祭り」と称し二月十日より十五日まで斎行される。
本殿・境内建物
〔本殿〕三間社流造 間口三間三尺 奥行一間三尺
〔拝殿〕入母屋造 間口三間三尺 奥行三間三尺
〔拝殿〕入母屋造 間口三間三尺 奥行三間三尺
境内社(摂社・末社)
稲荷神社 八幡神社 良侍神社 大侍神社 貴船神社 児松神社 平森神社 大将軍神社
祭礼日
祭礼日は神事(祭儀)のみ行ない、御神輿・山車・露店などは別の日に出る場合があります。お出かけの際は念のため神社にお尋ねください。
5月
3日
例祭(さんやれ踊り)
中世において五穀豊穣を祈願して奉納された猿楽田楽に起縁し、それを地元の村人が伝承したといわれている。また村人の幸あれと願つたものであるともいわれる。鼓を先頭に、大小太鼓・鐘・ささら・笛・音頭と続き、境内各社の前で稚児踊り・大宮踊りなどが奉納される。また渡御にも加わる。
2月 10日 えとえと祭り
農耕と祭神速素盞命に係わり、五穀豊穣、厄除、家内安全を祈願して行われる。8宮座あり、輪番で当番宮座が神事奉仕する。十日は内清め(神事元宅で修祓)。12日は道具揃えと蛇縄縫い。 13・4日は古式神饌調理。15日は午前6時に神饌持参のうえ社参し、神饌献持。10時にえとえと祭りを執り行う。
〔本務社|草津・栗東支部〕