神社紹介
郵便番号 〒 5202424
鎮座地 滋賀県野洲市五条566
TEL 077-589-2072
FAX 077-589-2092
トップ > 滋賀県の神社 > 神社紹介
兵主神社 (ヒョウズ)
御祭神
八千矛神
御神紋
亀甲に鹿角
御由緒
景行天皇は、御矛の神威を畏こまれ、穴師(大和国桜井市)の地を選ばれて、兵主大神と仰ぎ、皇子稲背入彦命に奉祭せしめられた。さらにその後、景行天皇、近江国高穴穂宮に御遷都されるにあたり、この大神を穴太の地に御遷座になった。そこで、この穴太(大津市坂本穴太町高穴穂宮跡)を「元兵主」と呼んでいる。のち欽明天皇の御代、播磨別等(兵主族の祖先)が琵琶湖上を渡り、この地に移住するに際し、再び大神を御遷座し、兵主大神の鎮まる土地として奉斎し、地域住民は、守護神と御神徳を仰ぐに至った。また、稲背入彦命を乙殿神と崇め、この神域に神主播磨別の祖神として鎮祭した。
社殿の創建は養老元年、元正天皇の勅定に因ると伝え、貞観年中、神位従三位勲八等に叙せられ頼朝社と尊崇され、花山天皇は「正一位勲八等兵主大神宮」の勅額を賜っている。
源頼朝、足利尊氏等武将の崇敬も殊に厚く、歴代寄進の剣、甲冑を今に伝えている。徳川家は、社領の寄進、社殿の造営等を奉仕し、五摂家の鷹司家代々の信仰も厚く、毎年禁中より玉串の献上があった。大正四年、県社に列せられた。
本殿・境内建物
〔本殿〕一間社流造 間口三間 奥行三間三尺
〔拝殿〕入母屋造(脇拝殿付) 間口十七間三尺 奥行四間三尺
〔その他〕樓門(県文) 斎館 参集殿 宝物殿 神輿庫 手水舎 社務所
境内社(摂社・末社)
相殿神社 若宮神社 手名椎神社 足名椎神社 手洗御前神社 両皇太神宮 水神社
史跡・名勝

名匠庭園(平安)
社宝・文化財

楼門(県指) 白絹包胴巻(重文) 小袖2領(重文)
主な祭礼

10月下旬鮒寿司祭
祭礼日
祭礼日は神事(祭儀)のみ行ない、御神輿・山車・露店などは別の日に出る場合があります。お出かけの際は念のため神社にお尋ねください。
5月 5日 例祭
兵主祭り。3日には当番字の氏神の神前で渡御奉告祭を斎行、本社以下16社の御幣と絹幣を供える。当日は当番字の氏子一同が氏神に参拝後、御幣・絹幣を先頭に兵主大社まで渡御する。 神輿・稚児もこれに続く。また郷内各社からも神輿・太鼓が集結し、総計30基余が参道を渡御。午後の古例祭には兵主16郷の各社に御幣を頒布し、各神輿に神饌を供して還御となる。
2月 5日 節分祭
乾湿伺神事・豆占い。節分につきものの豆(大豆)を使つて、その焦げ具合で1年12ヵ月の天候を予想する神事。当日にはその結果が氏子に公表できるよう、前日までの吉日を選んで宮司が豆をいる。
7月 御千度祭
常緑で強い生命力を持つ椿の葉は、古来から神の依代として榊と並んで尊い木とされてきた。 厳しい暑さを前に健康延命・疫病退散の意味を込めて御百度参りをするという素朴な神事である。兵主大社の境内社である乙殿神社の氏子が一同に会し、一人一人椿の小枝を手に境内を往復しながら神前に供える。同様の祭事に戸津神社(境内杜)の「はだし参り」もある。
11月 八ケ崎神事
養老2年(718)の祭神鎮座のありさまを再現するものといわれる。当日は、船頭役である木村家に立ち寄り、宮司とともに祭場に向かう。 浜辺において修祓の後、宮司が湖中を沖まで進み、祝詞を奏上して祭神を迎える。なお古来から秘密神事とされており、一般の参拝者は遠慮してもらつている。
〔本務社|守山野洲支部〕
Copyright(C)滋賀県神社庁. All rights reserved.