大己貴命
〔配祀神〕誉田別命 川島皇子

左三ツ巴 番鳩

社伝によれば創祀は白鳳以前と伝えられ、もとは日吉山王を奉祀し、建久年間源頼朝上洛の折、鶴岡八幡宮の御分霊を合祀した為、若宮八幡宮と呼ばれるようになったが、維新以後更に柏木神社と改称した。柏木は中世より柏木御厨の本郷で、元徳三年の検注帳に神田三町の社領があった。京の公家飛鳥井雅康は戦乱をのがれこの地に閑居し、以後子孫は当社の祠官として仕えた。
近世に於いては柏木庄十六ヶ村の総社となる。その氏子の範囲も地元北脇のほか林口、美濃部、松尾、判谷の各集落にわたっていた。又、水口域代山口但馬守弘隆崇敬の念篤く、幾多の寄進のあったことが古文書に記されている。
立地条件に恵まれ、厄除、病気平癒の祈願多く、芸能の神としても信仰が篤い。明治九年村社、大正十一年郷社、昭和二十年県社に加列された。

〔本殿〕三間社流造 間口三間三尺 奥行二間二尺
〔拝殿〕入母屋造 間口三間 奥行三間
〔その他〕

大行神社 稲荷神社 (境外) 日枝神社

不動明王二童児像掛軸1幅(鎌倉時代)　起請文大永14年　火矢・連歌・詩歌近江八景(飛鳥井氏)

子酒まいり、宮ごもり、人形祈願
9月第2土・日曜日八幡祭

4月 20日