日本武尊

左三ツ巴

勧請年月不詳。社伝によれば古日本武尊此地に薨去あり、依て当社に祀る、高塚はその葬送の地なりと云う。当社は高木、上二俣の産土神にして古くは大宮、若宮御社の外八幡宮鷹御前、天神宮等社殿を並べ別当荘厳寺等壮麗なりしと伝う。永禄元亀の兵火に社寺悉く炎上し、その後本社のみを再建する。元禄5年の書上は其の状を詳にする。正徳3年社殿造営あり3月11日に上棟する。境内に古い石燈籠1基あり銘に「正慶元年壬申2月4日願人慶信檀那南方」とある。大正5年境内修理の際古瓦古陶器の破片出土する。古瓦は鎌倉時代のもの、陶片は経筒の破壊したものと云う。旧東桜谷村大字杉杣川原共有の大般若経巻311の奥書に市原庄白鳥大明神社応永15年霜月と記すは当社か、明治9年村社に列せらる。

〔本殿〕一間社流造 間口一間四尺 奥行一間
〔拝殿〕入母屋造 間口三間 奥行三間
〔その他〕

7/1水神祭

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