伊勢の神宮
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 伊勢の神宮は、日本の国をお守りくださる私たちの総氏神さまです。皇室の御祖先である天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする皇大神宮(こうたいじんぐう、内宮)と、衣食住の 神さまである豊受大御神(とようけおおみかみ)をお祀りする豊受大神宮(とようけだいじんぐう、外宮)を中心に、全部で一二五の宮社からなります。三重県伊勢市に鎮座し、四季折々のお祭りが、悠久の歴史とともに伝えられている「日本人の心のふるさと」です。
 皇大神宮(内宮)は今を去ること約二千年前、第11代垂仁天皇の時代、皇女倭姫命(やまとひめのみこと)が、天照大御神の御霊代(みたましろ)である神 鏡(みかがみ)をお祀りするにふさわしい場所を求めて国々を巡られ、伊勢国五十鈴川の川上をお定めになったことにはじまります。この神鏡とは、天孫降臨の 際に天照大御神が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に授けられた三種の神器の一つ、八咫鏡(やたのかがみ)のことです。
 豊受大神宮(外宮)は内宮の鎮座から約五百年後、第21代雄略天皇の時代に、天照大御神の御饌津神(みけつかみ・食事を司る神)として、豊受大御神を丹波国から伊勢にお迎えしたことにはじまります。
 神宮では、私たちの生命の本源ともいうべき内宮と、その生命に不可欠の食物をはじめ衣食住の恵みをお守りいただいている外宮を中心に、日々の祭りが営まれています。

「神社本庁ウェブサイトより引用」

(写真提供:神宮司庁)
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